CRAFTSMANSHIP

革新を支えるゴールドスミスの技と
ジュエリーへの情熱が作る伝統

フラー・ジャコーのクォリティを支える「ゴールドスミス」

ヨーロッパにおいて、貴金属を扱う職人は、扱う金属によって「シルバースミス」や「ゴールドスミス」などと呼ばれ方が異なります。「シルバースミス(銀細工職人)」は、主に銀食器やフォークなど、シルバーの加工を専門に行い、「ゴールドスミス(金細工職人)」は、金細工やジュエリーの制作など、金や貴金属を専門に扱います。

▲ Furrer Jacotの歴史と指輪ができるまで

職人イメージ画像

ゴールドスミスは、中世の昔、ギルドと呼ばれる同業者組合で親方から弟子への技術の伝承を行っていましたが、現在のスイスにおける伝統の技術は国家試験と企業のアトリエで守られています。4年におよぶ学校での訓練を授業と実践、企業でのインターンシップを経た後に国家試験が行われます。この試験に合格した者だけが「ゴールドスミス」という称号を与えられ、企業のファクトリーに所属するベテランのゴールドスミスの元で技術を磨くことが許されます。
フラー・ジャコーのアトリエには数十年にわたり技術を磨いてきたゴールドスミスがおり、製品の製造に携わるだけでなく、かけがえのない職人の技を後世に残すこともブランドの使命と考え、若いゴールドスミスの育成にも力を注いでいます。

フラー・ジャコーの結婚指輪の製造方法について

フラー・ジャコーでは、末永く結婚指輪をお使いただくため、「鍛造(たんぞう)」という製造方法によって作られた金属素材を採用しています。
一般的なアクセサリーは、主に鋳造(ちゅうぞう)という製法によって作られていますが、これは型に溶かした金属を流し込む作り方で、主に繊細なデザインを得意とし、一度に多くの生産が可能なためアクセサリーなどに多く用いられています。一方、鍛造製法は金属素材を何度も高圧で圧縮・練り込みを行うことで、金属の強度を高める製法です。フラー・ジャコーでは、この高い密度の金属素材を打ち出し、つなぎ目がなく一体となった強いリングとなる作り方(ワッシャー製法)を採用しています。鍛造製法に関しては、製造工程が多いため大量生産には不向きですが、フラー・ジャコーでは、長い時間をともに過ごすという結婚指輪の特性を鑑み、すべての結婚指輪で鍛造製法を採用しています。

指輪イメージ画像

コンビネーションリングの製造工程

コンビネーションリングの製造工程

高圧で錬り込み圧縮されドーナツ型に打ち出された「鍛造」マテリアルは、CNCマシーンで必要なリングの厚みになります。
その後、ゴールドスミスによってロー付け(接合)されると、ふたたび外側と内側が削られ、リングの形状に整えられます。このリングに堀留め職人が丁寧にダイヤモンドをセッティングし、最後の仕上げが施されます。この工程で熟練の職人が丁寧な仕上げを行うことにより、フラー・ジャコーの特長のひとつである「シルクのよう」と評されるほど滑らかな着け心地が実現されるのです。完成したフラー・ジャコーのリングは、マテリアル原料の30~40%を残すのみという贅沢なつくりです。

鍛造(たんぞう)について

鍛造(たんぞう)製法には、つなぎ目のない「ワッシャー製法」、つなぎ目のある「切削製法」と「プレス製法」などいくつかの種類があり、フラー・ジャコーではその中の「ワッシャー製法」という作り方を採用しています。ここでは、3種類の製法の特徴を簡単にご紹介します。

ワッシャー製法」とは、高圧で練り込み・圧縮をされた高密度の金属素材をドーナツ状打ち出し、その素材を削り出していくことで指輪の形状にしていく方法です。つなぎ目がないため強度が保たれます。リングの形にする過程で歪みを直し、真円にすることで、さらに強度が高められています。

一方、「プレス製法」は、指輪の金型に鍛造の金属素材を押し付けて成型する方法で、特にデザイン性のある指輪に使われている製法です。高圧のプレスによって金属組織を密にすることで硬度を高めています。

切削製法」は、圧縮した金属板の端と端をくっつけて円形に成型します。ロー付け技術が進歩したことによって可能になりました。特にシンプルなデザインの指輪に用いられる製法です。

それぞれの製法は、作り方によって強度の差等があるわけではなく、デザインやブランドの方針によって使い分けられています。

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