フラー・ジャコーはサプライチェーン全体を通じ倫理的、環境的及び社会的責任を推進しています。
弊社のサプライチェーンのメンバーのすべては、フラー・ジャコー社CEOヴァルター・ホイザーマンが厳密に選んだサプライヤーであり、すべてResponsible Jewellery Council (責任ある宝飾のための協議会)に所属する会員で、その規範と責任ある行動規範を持ち備えています。また、フラー・ジャコーのサプライヤーはスイス、ドイツ、ベルギーを企業活動の拠点とし、それらの国の厳しい法律と規制の中で経済活動を遵守している企業です。
私たちのサプライヤーはキンバリープロセスを遵守し、すべてのダイヤモンドを厳しい工程でテストを実施することにより、100%天然ダイヤモンドであることを保障しています。
紛争ダイヤモンドの問題は1990年代に広く知られるところとなりました。紛争ダイヤモンドとは、アンゴラとシエラレオネ共和国などのアフリカ大陸で内戦状態にある国の反政府組織が、武器購入の資金源として非合法に採掘したダイヤモンドのことです。反政府組織はダイヤモンド鉱山を武力占拠し、地元住民を酷使するなどしてダイヤモンド原石を採掘し、そのダイヤモンドを市場に売却していました。
紛争ダイヤモンドは反政府組織の資金源となり、内戦を長期化させる一因であると問題視され、ダイヤモンド業界と宝飾業界は、紛争ダイヤモンドがサプライチェーンに紛れ込むのを阻止する目的に、ワールドダイヤモンドカウンセル(WDC)を開き解決策を探りました。この場で決議されたのが「キンバリープロセス」です。「キンバリープロセス」は、2002年に国連に承認され、正式な国際ルールとなりました。
キンバリープロセスのサポートと強化を目的に、ワールドダイヤモンドカウンセル(WDC)は、自主的に業界独自の規範をさらダイヤモンド原石のみではなく、カット、ポリッシュや宝飾品としてセッティングされているダイヤモンドのトレードにも規制を拡大、独自のプログラムである「保障システム(SOW)」を設立しました。
ダイヤモンド業界は強固な姿勢でキンバリープロセスを遵守しています。業界の枠組みの中で、フラー・ジャコーのサプライヤーは、コンフリクトフリーであることはもちろんのこと、ダイヤモンドの鉱山や各国の政府、及び国連関連機関などの国際的機関の規定を超える厳しい基準での取引を保証しています。その結果として、私たちのサプライヤーは数多くの世界一流の時計・宝飾の製造企業から支持され、ダイヤモンドを提供し続けています。
サプライヤーはサプライチェーンを通じ、SOWを遵守する声明を明記した証明書をダイヤモンドに付随しています。